横浜・みなとみらい地区のランドマークとして多くの家族連れに親しまれてきた「MARK IS みなとみらい(マークイズみなとみらい)」において、開業以来圧倒的な存在感を放っていた「トイザらス・ベビーザらス みなとみらい店」。出産準備から子どもの誕生日プレゼント選びまで、界隈のファミリー層にとって欠かせない拠点でしたが、惜しまれつつその歴史に幕を下ろしました。
突然の閉店告知から時が経過した現在でも、「なぜあんなに賑わっていた大型店舗がなくなったのか?」「現在の跡地はどう活用されているのか?」と疑問を抱く方は少なくありません。本稿では、当時の取材データや商業施設を取り巻く構造変化をもとに、閉店の真相から跡地の最新状況、さらには横浜市内で利用できる代替店舗の賢い活用法まで徹底的に解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:トイザらス・ベビーザらス みなとみらい店は2024年1月8日をもって閉店。主な理由は不振ではなく、開業10周年に伴う「マークイズみなとみらい」の大規模リニューアルと定期建物賃貸借契約の満了によるテナント再編。
- 要点2:店舗の跡地を含むフロアには、体験型音響設備を備えた映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」をはじめとするエンタメ・ライフスタイル型空間がオープン。
- 要点3:横浜市内の代替拠点としては、駐車場が完全無料の「トレッサ横浜店」や、港北エリアの旗艦店「港北ニュータウン店」が実質的な受け皿として機能している。
【真相解明】マークイズのトイザらス・ベビーザらスみなとみらい店はなぜ閉店したのか?
2013年6月21日、横浜・みなとみらい駅直結の大型商業施設「MARK IS みなとみらい」の誕生と同時に、3階フロアの中核テナントとしてオープンした同店。およそ10年半にわたり営業を続け、2024年1月8日(成人の日・祝日)の営業終了をもって完全閉店しました。
ネット上やSNSでは一時、「みなとみらい地区の出生率低下や少子化による売上不振ではないか」「米トイザらスの経営再編の影響が直撃したのか」といった憶測が飛び交いました。しかし、商業施設のリーシング関係者や当時の運営発表を精査すると、まったく異なる経営判断と決定的な理由が浮かび上がってきます。
最大の決定打となったのは、「マークイズみなとみらいの開業10周年大規模リニューアル計画」と、当初結ばれていた定期借家契約の満了です。商業デベロッパーの三菱地所グループは、開業10年の節目を迎えた同館の地下4階から地上5階に至る全フロアで戦略的な再構築を断行しました。従来の物販中心・ファミリー特化型テナント構成から、インバウンドやシニア層、若年層まで幅広い客足を呼び込める「エンターテインメント・体験消費型施設」への転換を図ったのです。
トイザらス側にとっても、EC(ネット通販)の急成長に伴い、広大な売り場を維持するための坪効率や賃料コストの見直しが進められていた時期と合致しました。決して「客足が途絶えたための破綻的撤退」ではなく、デベロッパー側のフロアリニューアル方針とチェーン側の店舗ポートフォリオ見直しが一致した結果による、計画的な契約満了終了だったのが真相です。
閉店までの経緯とネットの反応|地元ファミリー層に走った衝撃
閉店に至るまでのタイムラインを振り返ると、2023年秋頃から館内や公式アプリ等で閉店に向けた告知が静かにスタートしました。年末年始のホリデー商戦と同時に開催された「閉店売り尽くしクリアランスセール」では、店内全品が最大50〜70%オフになる破格のセールが展開され、連日レジ前に長蛇の列ができるほどの混雑を記録しました。
当時、X(旧Twitter)や地域掲示板、Q&Aサイトには地元住民や常連客から数多くの惜しむ声が寄せられました。その生々しい反応からは、単なる買い物の場を超えた「家族の思い出のインフラ」として機能していた様子がうかがえます。
「ベビーカーでそのまま入れる広々とした通路や授乳室が充実していて、みなとみらいで一番安心できるオアシスだった」「上の子の出産準備も下の子のランドセルもここで選んだのに、これからどこへ行けばいいのか」といった子育て世代の切実な戸惑いが大半を占めました。横浜駅東口そごうなどの百貨店フロアに比べて、日常使いしやすく玩具の体験コーナーが豊富だっただけに、リアル店舗の喪失が地域コミュニティに与えた心理的インパクトは極めて大きなものでした。
【現地ルポ】マークイズみなとみらいのトイザらス跡地はどうなった?現在の状況
トイザらス・ベビーザらスが撤退した広大な跡地は、マークイズみなとみらいの大規模リニューアルの目玉として劇的な変貌を遂げました。かつて子供向け玩具やおむつが山積みされていた3階・5階エリアには、2024年4月26日に「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」がグランドオープンを果たしました。
全12スクリーンを備えたこの映画館は、全席に没入感を高める最新シート「FLEXOUND Augmented Audio System™」を世界初導入するなど、体験価値に特化したエンタメ空間を創出しています。物販メインだったフロアが「時間を過ごすためのエンタメ拠点」へとダイナミックに舵を切った象徴と言えます。
さらに館内全体のリニューアルオープンに伴い、周辺フロアにも人気アパレルブランドや最新ライフスタイル雑貨、子ども連れでも立ち寄りやすい体験型テナントが配置されました。かつてトイザらスを目的に訪れていたファミリー層も、現在は映画鑑賞や食事、周辺の臨海部パークと組み合わせた新しい過ごし方へとシフトしています。
なお、マークイズみなとみらいの駐車場割引システムは現在も手厚く運用されています。映画館の利用でも優待が受けられるため、週末のアクセス利便性は高い水準を維持しています。
| お買い上げ・利用条件 | 駐車無料サービス | 一般的な商業施設の基準 | 編集部の見解・お得なポイント |
|---|---|---|---|
| 合計2,500円(税込)以上 | 1時間無料 | 3,000円〜で1時間 | ハードルが低く日常使いしやすい |
| 合計5,000円(税込)以上 | 2時間無料 | 5,000円〜で2時間 | 食事やショッピングの合算で達成しやすい |
| 合計10,000円(税込)以上 | 3時間無料 | 10,000円〜で2〜3時間 | まとめ買い時に有効 |
| シネマ鑑賞(1作品) | 3時間無料 | 2〜3時間無料 | 映画鑑賞+買い物の合算で最大割引を活用可能 |
| みなとみらいポイントカード | +1時間無料(カード特典) | 提携クレカのみ対象が多い | クレジット機能なしのポイントアプリ等でも付与 |
【データ比較】横浜市内の代替・近隣トイザらス&ベビーザらス一覧
みなとみらい店の閉店により、横浜市内や近隣地域でトイザらス・ベビーザらスを利用したい場合は、郊外型の大規模SCに入居する他店舗へ足を伸ばす必要があります。特に品揃えや駐車環境の観点から、主要な受け皿となっている2つの有力店舗の特徴を比較しました。
| 店舗名 | 所在地・アクセス | 営業時間・駐車場 | 店舗の特徴・おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| トイザらス・ベビーザらス トレッサ横浜店 | 横浜市港北区師岡町700 トレッサ横浜 南棟1F (綱島駅・鶴見駅・新横浜駅からバス) | 10:00〜21:00 駐車場:全日完全無料(約2,700台) | 車派のファミリーに圧倒的人気。大型ベビー用品(チャイルドシート・ベビーカー)の積み込みがスムーズ。トイ・ベビー複合で充実の品揃え。 |
| トイザらス・ベビーザらス 港北ニュータウン店 | 横浜市都筑区茅ケ崎中央14-12 キーサウス2F (市営地下鉄「センター南駅」徒歩3分) | 10:00〜21:00 駐車場:提携あり(買上金額に応じた無料優待) | 駅チカで電車アクセスが極めて良好。港北NTのファミリー層に根差した神奈川屈指の大型旗艦店。最新おもちゃの体験展示が豊富。 |
| トイザらス 横浜いずみ店 | 横浜市泉区和泉中央北2-10-1 (相鉄いずみ野線「いずみ中央駅」徒歩約8分) | 10:00〜20:00 駐車場:無料駐車場完備 | トイ単独寄りの地域密着ロードサイド店。混雑を避けてじっくりおもちゃやゲームを選びたい方向け。 |
電車での移動がメインの方にとって、みなとみらい駅から直結だった旧店舗の利便性は比類なきものでした。しかし、自家用車でまとめ買いをするスタイルであれば、駐車場料金が全日完全無料である「トレッサ横浜店」が極めて優秀な選択肢になります。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|トイザらス撤退の真実
みなとみらい店の閉店をめぐっては、ネットやSNS上でいくつかの誤解が定着しています。最も多いのが「日本トイザらス自体が危ないのではないか」という不安ですが、これは明確な誤りです。
米国の旧親会社がチャプター11(連邦破産法第11条)を申請した過去のニュースが記憶に残っている方も多いですが、日本トイザらスはアジア事業を統括するグループ傘下で黒字基調を維持しつつ、堅調に独立運営されています。現在進められているのは事業縮小ではなく、「超大型店から適正規模の駅前・モール型への最適化」および「デジタルとリアルのオムニチャネル融合」という攻めの再編です。
もうひとつの盲点は、「みなとみらいエリア全体が子ども向け需要を見限った」という誤読です。実際には真逆で、マークイズ近隣の「横浜アンパンマンこどもミュージアム」や臨海部のアミューズメント施設は国内外から旺盛な集客を集めています。みなとみらい地区において求められる機能が、「単におもちゃを棚から買って持ち帰る物販拠点」から、「そこでしかできない非日常の体験やアミューズメントを提供する拠点」へと進化したことが、今回のテナント交代の構造的本質です。
【プロの結論】今後の代替店舗選びで失敗しないための判断基準
かつてみなとみらい店を頼りにしていた子育て世代は、目的や移動手段に合わせて行き先を明確に切り分けるのがスマートです。専門的視点から、最適な選択基準を整理しました。
「トレッサ横浜店」が向いているファミリー
- 車移動が基本で、駐車料金や時間を一切気にしたくない方
- ベビーカー、チャイルドシート、大型ベビーベッドなど、実物のサイズ感や重量を確かめて車に積載して持ち帰りたい方
- 同一モール内でスーパーやファッション、家電まで一気通貫で週末の買い出しを完結させたい方
「港北ニュータウン店」が向いているファミリー
- 横浜市営地下鉄(ブルーライン・グリーンライン)沿線にお住まいで、電車移動がメインの方
- キーサウス周辺の複数の商業施設(港北 TOKYU S.C.など)と買い回りをしたい方
- 最新の知育玩具やゲーム売り場の品揃えを重視し、子どものリクエストに応えたい方
近隣の他チェーンや公式ECの活用がおすすめなケース
「どうしても横浜駅・みなとみらい駅の生活圏内で済ませたい」という場合は、横浜駅東口そごう横浜店内のベビー専門店や、マークイズ・ランドマークプラザ・赤レンガ倉庫内に点在する各キャラクター専門店、セレクトショップを組み合わせるのが現実解です。
また、トイザらスの真骨頂である「ブラックフライデーセール(毎年11月中旬〜下旬)」や「クリアランスセール」、ポイント会員限定のクーポン施策は、公式オンラインストアでも実店舗と同等規模で開催されます。大物家具やおむつの箱買いなどはオンラインで配送を利用し、週末の体験型レジャーとして実店舗を訪れるというハイブリッドな使い分けが、現代の子育て世帯にとって最も負担のない立ち回り方と言えます。
【トイザらス ベビーザ ら ス みなとみらい 店】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:トイザらス・ベビーザらス みなとみらい店はなぜ閉店したのですか?業績不振ですか?
A1:業績不振による突発的な撤退ではありません。マークイズみなとみらいの開業10周年に伴う館内全体の大規模リニューアル計画と、定期建物賃貸借契約の満了が重なったことによる、計画的なテナント再編が決定的な理由です。
Q2:マークイズみなとみらいのトイザらス跡地には現在何がありますか?
A2:跡地を含むフロアエリアには、全席に最新音響シートを導入した体験型映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」が2024年4月に開業したほか、新たなライフスタイル・エンタメ系テナントが営業しています。
Q3:横浜市内でベビーザらスが併設されている最も近い店舗はどこですか?
A3:港北区の「トイザらス・ベビーザらス トレッサ横浜店」や、都筑区センター南駅近くの「トイザらス・ベビーザらス 港北ニュータウン店」が代表的です。特にトレッサ横浜店は駐車場が終日無料のため、車でのまとめ買いに最適です。
Q4:みなとみらい周辺でトイザらスのような子供向け玩具・ベビー用品を揃えられる場所はありますか?
A4:ワンストップの同規模総合店は近隣にありませんが、ベビー用品であれば横浜駅東口の「そごう横浜店」ベビー・キッズフロア、玩具であればヨドバシカメラマルチメディア横浜や各ショッピングモール内の専門ショップが代替候補になります。
まとめ:みなとみらいの変遷と賢い店舗選びの指針
トイザらス・ベビーザらス みなとみらい店の閉店は、多くのファミリーにとってひとつの時代の区切りを感じさせる出来事でした。しかしその背景には、商業施設が都市の成長に合わせて体験型へと進化する必然的なプロセスと、小売チェーン側の戦略的再編が存在していました。
現在のみなとみらいは、最新鋭のシネマコンプレックスをはじめとする上質なエンターテインメント空間へと見事に再生しています。日常の育児用品やおもちゃの調達は、駐車場完全無料のトレッサ横浜店や駅チカの港北ニュータウン店、そして便利な公式オンラインストアを上手に使い分けながら、新しく生まれ変わったみなとみらいの街を楽しんでみてください。 (出典: トイザらス ベビーザ ら ス みなとみらい 店(Yahoo!ニュース))